福島っ子スプリングキャンプ2013

N0.15 福島の子ども達に生きる力を

 

東日本大震災及び原発事故から2年がたちました。福島っ子キャンプも6回を迎えたわけですが、福島でも私たちのキャンプでも形や意識の上で変化が現れてきています。

福島っ子キャンプの当初は、とにかく子ども達が放射能を気にせず、子どもらしい生活を送ってもらう事によって、本来の子どもらしさや元気さを取り戻し笑顔が溢れたらという思いで行っていました。

子ども達はそのような環境に置かれますから、福島と違って心も体も解放され毎日を楽しく過ごす事ができます。「楽しかった~!」「おもしろかった~!」と福島にかえると子ども達は口をそろえて言いますと報告を受けます。私たちスタッフもそのような声を聞かせてもらうと本当に嬉しく感じていました。

ですが、福島っ子キャンプも3回目を迎えるあたりになると、子ども達の気持ちや思いに変化が生まれていました。それは子どもながら自分の置かれている立場や体の事、将来への不安が何気なく言葉となって出てきました。愛知に来ると何も縛られないし、放射能を気にせず何でも触れたり遊べたり出来るから楽しいと語る子ども達。でも一方では小さな心の中にある不安が存在していることを感じ、福島っ子キャンプも変化しないといけない、本来の子どもらしい生活を送らせることも大事だけど、いつまでもそうであると子どもたちが受け身になってしまう、楽しさの中に不安がとじこめられていてはダメだと思いました。

今、そして将来の不安を消していく上には、それ以上の夢や希望を子ども達に与える事、つまり自分の将来を描けるきっかけを作ってあげて、それを生きる力として、これからいろいろな試練があっても乗り越えていける思いや気持ちを福島っ子キャンプで育んで行こうと考えました。

今、雨プロの福島っ子キャンプは子ども達に各分野で活躍している人たちとの人的交流をはじめ、愛知ならではの産業、自然、文化、芸術、スポーツなどを体感したりおこなったりして、その事を通して将来の夢や目標を描けるよう全力で取り組んでいます。

最近では、福島から「子どもが将来の目標や夢を話すようになりました」「子どもが愛知に行くたびにたくましく成長して帰ってきます」という御礼の嬉しいお手紙を多く頂くようになりました。

次回の3週間に及ぶ福島っ子サマーキャンプでも、さまざまな体験ができるプログラムを用意し、子どもたち自身が将来に向かってしっかり歩いていける道筋を作っていきたいと思っています。サプライズ企画をはじめ、みんなの好きな名古屋のまちや愛知の観光地巡りももちろんプログラムに入れていきます。

     

     

     

 

 

 

No.14 「夢を見ないよね」と子ども達がつぶやく

 

福島っ子キャンプでは、子ども達が発する言葉から、いろいろなメッセージや気持ち、心の変化がくみ取れます。

今回のスプリングキャンプで印象に残った言葉が「福島っ子キャンプに来ると夢を見ないよね」という子ども同士の会話でした。

子ども達がスタッフと遊んでいる時、ふとした事からこちらでの生活の話になり、福島っ子が何かを思い出したかのように突然つぶやいたそうです。スタッフが詳しく尋ねると福島にいる時はよく夢をみるのだそうですが、こちらに来ると不思議なくらい夢を見ないで、あっという間に朝が来るそうです。スタッフは「こっちに来ると安心してぐっすり眠れるのだよ」と答えていました。確かにその通りだと思います。子ども達にとってここは心の居場所、安心出来る場所なのです。

振り返ってみますと、最初の頃の福島での様子を「我慢」「不自由」「規則」という言葉で表現されていました。何か心が縛り付けられているような感じでした。そして、回を重ねていくと自分たちの体のことや将来の不安が言葉となって表れていました。ですが、ここ最近少しずつ変化が見られ、安心を表す言葉や将来についても話すようになってきました。

雨プロの福島っ子キャンプは皆様もご存じのように原発事故後、必ず長期の休み毎に、春、夏、冬と福島っ子を愛知に招いています。休みになれば愛知に行けるという安心感が福島っ子や保護者の方たちに根付いてきています。

また、愛知に来ることによって本来の子どもらしい生活はもちろん、子ども達が将来の目標や夢が描けるよう、さまざまな体験や人的交流、施設訪問や観光地巡りなどを取り入れなどして、福島っ子の心を育み、希望へと繋がるように努めています。

雨プロの福島っ子キャンプでは、子ども達の心に安心と希望の花が咲き始めているようです。

No.13 ビッグファミリィーの集い・春

福島への出発前夜、恒例のビッグファミリィーの集いが食堂で開かれました。サポートスタッフのお母さん方が、子ども達へと、福島っ子ファームで収穫した野菜やこれまで多くの方から頂いた食材を使って、バラエティーにとんだ創作料理を作ってくれました。

子ども達が食堂に入ってくると「おいしそ~う」「早くたべた~い」という声があがります。会場の食堂にはサポート、学生、アドバイザー、国際スタッフなど各スタッフも集合。通常ですと入りきれない人数ですが、この集いは立食パーティー形式なのでどうにか納まることが出来ました。各スタッフも子ども達の輪の中に。手を合わせて一斉に「いただきます~す」と大きな声がすると子どもたちのお箸は早速料理に運ばれます。みんなおいしそうに頂いています。料理を食べながらあちらこちらで子ども達とスタッフとの会話が弾みます。きっといろいろなこれまでの出来事を話しているのでしょう。そこには満開の桜の様にみんなの笑顔が咲き誇っていました。

この集いを通して、雨プロビッグファミリィーがさらに成長し、大きな木になっていくことを実感しました。「継続は力なり」という合言葉から「継続は芽が育ち花を咲かせ実を結ぶ力なり」という言葉に雨プロでは変化してきているようです。ビッグファミリーの集いの最後は、これまでの様子を映像で観賞し、スプリングキャンプの思い出をしっかり心に刻みました。

     

     

     

     

No.12お別れ会(出発式)

 

みんなの心が一つになった事を実感するお別れ会、この春も雨プロのビッグファミリィーがまた大きく花開きました。

子ども達やスタッフから、それぞれメッセージが贈られ、劇やかくし芸、歌などが披露され、笑いや涙の一時を過ごしました。まずは、軽快な音楽が流れる中、子ども達全員の名前が読み上げられ、その度ごとに子ども達一人一人が会場に入場、スタッフがハイタッチや握手で迎えます。子ども達もスタッフもハイタッチをするたびにテンデョンがあがってきます。館内は歓声に大きく包まれます。

子ども達が全員入場すると、代表のなかさんから子ども達に9日間の出来ごとや感想が語られ、みんなはスプリングキャンプの期間中の事を思い出します。

あっという間の9日間、子どもたちにどう映ったか、その答えがこのお別れ会に出てきます。

なかさんの挨拶の後、ゲームへと展開。子ども達対スタッフの対抗戦が行われました。お互い負けまいと必死です。勝敗の結果は子ども達が勝利をおさめました。ゲームで盛り上がったところで、それぞれの出し物です。学生スタッフは今もっとも流行っているゴールデンボンバーに扮しての歌謡ショーです。これには子ども達も大はしゃぎ、子ども達に大いに受けました。続いてサポートスタッフも加わり歌のプレゼント。歌謡ショーとは違って、子ども達は真剣に歌を聞いていました。次は子ども達の番です。毎回子ども達が発表するメッセージや歌にスタッフは思わず涙を流します。今回も子ども達からのお礼が述べられた時点でスタッフがすてに目から涙がこぼれています。子ども達の一生懸命唄う歌には感動がこみ上げてきます。子ども達の発表の後、サポートスタッフのひろこさん学生スタッフの大将が子ども達にメッセージを贈りました。最後はみんなで感謝とまた再開することを約束しての拍手です。みんないろいろなことが思い出され、別れる辛さも重なり、子ども達もスタッフも全員が泣きました。みんなが大きな家族であることを実感しました。夏のサマーキャンプに再び会うことを約束し、お別れ会は感動と感謝のなか結ばれました。夏は3週間におよぶサマーキャンプ。みんなと再会できることを楽しみにしています。もちろん新しいお友達がやってくる事も楽しみです。

     

     

     

     

 

No.11 感謝タイム

 

福島っ子は福島へ出発する前日、宿舎や食堂、密蔵院に境内地など期間中使わせて頂いた事に「ありがとうございました」という感謝を込めて、全員で清掃や片づけを行います。もちろん毎日、身の回りの掃除や片づけはしますが、しっかり意識して行うのがこの感謝タイムです。子ども達は、スタッフから清掃道具をもらうと、自分の担当する場所へまっしぐら。いつも以上に手や体が動きます。スタッフも一緒になって行いますが、いつもと様子が違うようです。日頃は子ども達に指示を出しているスタッフもこの感謝タイムは、子ども達からいろいろ指示が飛び交うようで、スタッフも慌ただしく動き回ります。子ども達は9日間過ごす事が出来たこのスプリングキャンプの裏方さん、つまり何も語る事のない施設や物に対して、感謝の気持ちを子どもながら一生懸命表しているようです。やはり全員で清掃や片づけ、食器洗いなどをすると何か見違えるほど、すべてのものが輝いて見えます。子ども達の心が映し出されているようです。子ども達に限らず、私たちスタッフも、常日頃感謝する気持ちを忘れずに、日常生活や福島っ子キャンプに努めていきたいと再確認する事が出来たそんな時間になりました。

     

     

     

No.10 福島っ子ファーム・春

 

春を迎え福島っ子ファームも虫たちが飛び交い草花が咲き甘い香りを漂わせています。ファームの生き物をはじめ大地も野菜たちもみんな福島っ子がやってくるのを待ち望んでいるようです。地元の農家の人たちが準備を整えてくれて待っています。福島っ子も冬のキャンプから3カ月が経ち福島っ子もファームがどうなっているか気になります。

密蔵院から徒歩5分、一面畑に広がるなか福島っ子は自分達が耕し苗を植えているいつもの場所に集まりました。春の作業はジャガイモ、エンドウ豆、里芋の苗植え、いちごのわらじき、大根やつくし取りなどです。

福島っ子ファームでは1年を通して、苗植え、肥料や水やり、収穫という手順で農作業を行っています。原発事故前までは、自分の家の農作業を手伝っていた子も多く、通学路で草花を摘んだりする事は日常茶飯事でした。でも今はそれが出来ません。子ども達はこちらに来ると外で遊びたがります。福島であまり出来ない外遊びや土いじり、草花摘みが大好きです。

福島っ子ファームはそれが全て叶うとあってみんな楽しそうに作業をしてくれます。子ども達は、畑作業をやりながら虫を見つけると虫と遊び、菜の花を見つけると「きれい」と言って摘んだりします。

福島っ子ファームは子ども達にとって日常が体験できる空間なのです。これからも福島っ子ファームでは大地の恵みに感謝し、日常を体感できるようにしていきたいと思っています。次の夏の福島っ子キャンプで植えた苗がどれだけ成長しているか子どもたちは今から楽しみにしています。

     

     

     

No.9 福島っ子愛・地球博記念公園で遊ぶ

2005年、愛知県では世界万国博覧会が長久手会場と瀬戸会場で開かれ、日本中をはじめ世界中から多くの人たちがやってきました。その会場跡地に作られたのが愛・地球博記念公園です。広大な敷地を見ようと思うと一日がかりです。今回福島っ子は、児童総合センター、芝生広場、愛・地球博記念会館に足を運びました。

子ども達は、リニモの愛・地球博記念公園前駅で降り公園を眺めて瞬間「広~い」と声をもらしました。こんな広い公園でどうやって遊ぼうかと子ども達は早速考えているようでした。

最初にこちらの施設でもっとも人気のある児童総合センターへ。この施設は、子どもの五感と頭、身体をふるに使って遊びが出来る場所です。子ども達は館内をのびのびと走り回り、創作活動にもチャレンジ。みんな額から汗が流れ落ちるほど本当に動き回っていました。あっという間にお昼になり、昼食場所の芝生広場に。子ども達はご飯を食べたかと思うと、今度は芝生でかけっこを始め、スタッフも一緒になって野外遊びに夢中になりました。子ども達は、外で何も気にせず遊べる事が本当に楽しそうです。遊びの後、最後に愛・地球博記念会館によって、2005年開催された当時の愛知万国博覧会の様子を、映像や展示品を通して学びました。

帰りのバスの中は予想通りみんなおやすみタイムとなりました。

     

     

     

No.8 福島っ子愛知を体感

 

愛知は車産業が盛んで、世界的企業のトヨタ自動車本社があります。トヨタといえば福島っ子もみんな知っています。男の子にとっては自分達の好きな車種がずいぶんあるようで、そんな子ども達がぜひ見たいと希望した場所が「トヨタ博物館」です。

トヨタ博物館は愛知県の長久手市にあり、館内には古い順に車が展示されて車の歴史がわかるようになっています。子ども達は自分の好きな車を見つけようと探検気分で各フロアを巡りました。なかでも人気があったのが86(ハチロク)で、なんでもマンガで紹介され、ぜひ見たい車だったようです。1時間ほど館内を見学した後、子ども達はリニモの乗車へ。

愛知には日本で唯一のリニアモーターカーが走っています。将来東京大阪間を1時間で結ぶ高速列車は、これまでの列車とは違い磁気浮上式の宙を浮いて走るものです。愛知の東部丘陵地帯に現在リニモという愛称で同じ仕組みをした列車が走ってます。この列車に福島っ子を体験乗車させ未来を感じてもらえたらという思いから今回の企画となりました。

ホームにあがると子ども達はどんな列車が来るのか興味津々です。普段福島での移動は車がほとんどで、列車に乗る機会はこちらと違ってあまりありません。列車がやってくるとまず運転手さんがいない事に驚きの声が上がります。コンピューター制御で運行されているリニモ、この未来の乗り物に子ども達はワクワクしながら乗り込みました。静かに滑り出すリニモ、走行中もあまり揺れを感じません。子ども達は今までに体験した事のない乗り物に未来を感じとってくれたようです。

     

     

     

     

 

 

No.7高校球児と福島っ子

昨年夏から休み毎に交流が続いている愛工大名電高校野球部と福島っ子。子ども達は毎回野球部の人たちと会うのを楽しみにしています。

夕方、子ども達は福島っ子ファームを通り野球部の合宿所へ。玄関には野球部の皆さんがお出迎え。まずは交流会が行われる大広間に行き、そこで、簡単な挨拶を行いました。その後食堂へ移動。今回倉野監督のご配慮で夕食が福島っ子に振る舞われました。それもあのイチロー選手が大好物だった鈴木家へのカレー、チチローカレーがお父さんから贈られてきました。倉野監督が「イチロー選手も小さい頃からカレーが大好きでカレーで強くたくましくなりました。みんなもこのカレーを食べて強くなって下さい。」と話されました。早速いただくとみんな「おいし~い」の連発、おかわりする子も続出。多めに炊いて下さったお米も何と底をついてしまいました。名電の人たちもこれには驚くばかりです。

夕食を済ませた後再び大広間に、さあ、交流会の始まりです。100人もが一斉にするゲームは大騒ぎ。野球部と福島っ子の恒例の対抗戦になるともっと大変、あちらこちらで歓声と笑い声が。いつのまにかすっかり友達に。最後に子ども達から歌のプレゼント。夏の甲子園に向けてくじけそうになった時、私たちのこの歌を口ずさんで下さいと、「旅立ちの日に」「栄光の架け橋」をメッセージとして送りました。野球部全員にきっと福島っ子のメッセージが届いた事でしょう。

子ども達が帰る時には全員が玄関まで来て温かく見送ってくれました。夏甲子園で活躍される姿が子ども達の目にすでに映っているようです。

倉野監督、織田部長、石川コーチ、そして関係者の皆さん、いつも福島っ子に心をかけて下さり本当にありがとうございます。

     

     

     

     

No.6 福島っ子陶芸を楽しむ

雨プロの福島っ子キャンプは、愛知ならではの体験を出来るだけ取りいれるようにしています。愛知には1300年の歴史をもつ瀬戸焼きがあります。瀬戸の焼き物と言えば全国でも有名です。その瀬戸に福島っ子は焼き物作りにやってきました。場所は瀬戸の赤津。ここは世界的に有名な陶芸家寺田康雄先生がみえます。寺田先生は、焼き物づくりだけではなく、日本各地及びイギリス、カナダ、オーストラリアなど世界に窯を作ってみえます。一昔前は三分の一を海外で過ごされ日本の陶芸の普及にも努めていました。現在は大学の教授も務められ若い人に陶芸の素晴らしさを教えています。また長男の鉄平先生も若手のアーティストとして、現在もっとも注目されている陶芸家のお一人です。

そんなお2人が福島の子ども達の為にと作陶する機会を与えて下さいました。陶芸作りが初めての子どもたちがほとんどのなか、鉄平先生がわかりやすく手順を話された後みんな一斉に土をいじりだしました。みんなの作る作品は、湯飲みや茶碗、花瓶、飾り物などです。いつもは騒がしいくらい元気な子ども達も、作陶になると別人のように作品づくりに集中しました。真剣なまなざしで作陶する姿は若き芸術家をかもしだしています。時間が経つにつれ作品が出来上がっていきます。どれも個性あふれる作品ばかりです。みんなの顔も満足そうです。焼成後どんなものが出来上がってくるかワクワクです。

土をいじり、創造力をふくらませ、それを形にしていく作陶体験、福島っ子にもの作りの楽しさを味わってもらえた一時でした。

 

     

 

     

 

     

 

     

 

No.5 クッキングタイム

 今日は子ども達が日頃食事を頂いている事に感謝し、自分たちで食事を作りスタッフにごちそうする日です。食事は二つのグループに分かれ、ランチとディナーを担当。ランチは、ビーフシチュウとジャーマンポテト、ディナーは餃子と中華スープです。

 子ども達はキャベツやネギ、ニラなどを包丁で細かく切り刻み、皮包みなどを担当。なかなか手つきも上手で、料理人の気分に。そんな中、みんなで分担している料理ですが、だんだんと作る楽しさだけでなく、大変さも感じてきました。日頃は何もしなくても食事が出される環境の中、また放射能を気にしながら食べなければいけない辛い状況の中、福島っ子は何も気にせず食べられる喜び、作る人の大変さを身をもって体験することができたようです。ランチやディナーでの「いただきます」、「ごちそうさま」はいつも以上に大きな声でした。

 さて料理のほうですが、サポートスタッフの人たちが子ども達に招かれ料理をゆっくり味わうと「一斉においしい」と声があがりました。それを聞いた子ども達は、笑顔やガッツポーズ、みんな自信をつける事ができたようです。今回料理を指導してくれたのは学生スタッフNo.1料理人かずき君で、最後はみんなで感謝の拍手が贈られました。

料理を通してみんなの心がまた1つ強く結ばれました。

     

     

     

4月2日より連載で朝日新聞に雨にも負けずプロジェクトの福島っ子キャンプ、それに関する記事が記載されます。よろしければぜひ、この地方の皆さんはご覧ください。

 

No.4福島っ子名古屋のまちを行く

「尾張名古屋は城で持つ」と言われるように、名古屋といえば名古屋城が有名です。今回の名古屋のまちの探検では、まずその出発地点を名古屋城からという事になり、福島っ子は午前中に名古屋城を訪れました。

しかし、本当に偶然なのですが昨日訪れた定光寺は、名古屋城のお殿様である藩祖の徳川義直公が祭られている場所で、今日はそのお城に来ることになるとは、何か不思議さを感じます。

私たちは、福島っ子の社会勉強になればと、移動はマイクロバスと共に公共交通機関を使います。宿舎からJR中央線の大曽根駅までマイクロバスで、そこからは地下鉄に乗って名古屋城を目指しました。半分くらいの子ども達は地下鉄が初めてで、自ら切符を持って移動しました。最初緊張していた低学年の子ども達でしたが、慣れてくると上手に地下鉄を利用するようになりました。

名古屋城では、その大きさと人の多さに驚きながらも、館内にある展示品やシアター、金鯱の模型などを見ながら名古屋城をしっかり体感しました。

午後からは、地下鉄や市バスを使ってグループ毎に観光スポットや子どもが喜ぶ施設などに移動。また名古屋城を気に入ったグループはそのまま残り、大道芸や武将隊のパフォーマンス、今建設中の本丸御殿なども見てまわりました。みんなそれぞれ、名古屋のまちを時間の許す限り楽しみました。

     

     

     

 

No.3 福島っ子お茶を楽しみ野山を駆け巡る

愛知県瀬戸市定光寺町に、尾張徳川家藩祖徳川義直公の廟所や禅宗儀式の仏教などの国の重要文化財がある古刹、臨済宗妙心寺派の定光寺があります。この辺りは桜や紅葉の名所で尾張の嵐山とも呼ばれています。

その由緒あるお寺の書院で福島っ子は、日本の伝統文化であるお茶を体感、またお寺の参道では、子ども達が来た記念と、いつまでも良い縁が繋がるようにと記念植樹が行われ、その後竹の子掘りや野山を駆け巡りました。

いつも元気な福島っ子、そんな子ども達が神妙な面持ちでお寺の書院へと足を運び、赤い毛氈の上にかわいらしく正座。和菓子をいただき、見様見真似のお茶の作法で抹茶を一服、そのかわいらしい仕草に心が癒されます。みんな実においしそうに飲んでいました。取材に来られた新聞記者さんのどうだったという質問に、1年生の男の子が「伝統を味わえました」という言葉に、記者さんもスタッフも思わず笑みがこぼれました。定光寺のご住職から「お茶はどうぞという気持ちが大切です。皆さんも人に対してどうぞという気持ちをもって接して下さい。そして少しだけ我慢ができるようになって下さいね」というお話を頂き、子ども達はしっかりうなずいていました。

記念植樹では、竹林の少々斜面のきつい場所でスリルを味わいながら穴を掘り、苗を植え、堆肥と水をやり、合計20本のもみじを植樹することが出来ました。その続きで竹の子を探して掘り当てたり、竹林の中を駆け巡ったりして、子どもらしい元気溢れる姿がそこら中で見ることが出来ました。福島では今は出来なくなってしまった山や木々の中を駆け巡る子ども達の姿に何故か安心感を覚えました。

今日福島っ子は少しだけ大人っぽくそしてたくましくなったような気がします。このような機会を頂きました定光寺の皆様、お茶の皆様に感謝致します。合掌

     

     

     

     

 

No.2 ウェルカムパーティと多くの善意

 福島っ子を迎える雨プロ恒例のウェルカムパーティが、密蔵院に隣接する春日井子ども学園ホールで行われました。低学年や新しい子どもがたくさん参加する今回のキャンプでは、いかに子ども同士やスタッフとの関係が早く溶け込み、和みあうかが大事です。そこで学生スタッフの登場です。学生が力を発揮するこのウェルカムパーティーは、学生の元気とユーモアで、子ども達はもちろんスタッフまで、笑顔の花があたり一面に咲きます。学生スタッフの体と五感を振るに使ったゲームは、子ども達の緊張感や不安感を消し、期待感と安心感を高めていきます。時間が経つにつれそれを表すかのように、子ども達の歓声がどんどん大きくなっていきます。ゲームが終わる頃にはみんなすっかり仲良しに。さあ、みんなで一緒になってスプリングキャンプを楽しみましょう。

さて、今回のキャンプも福島の子ども達の為にと多くの善意が寄せられています。本当にありがとうございます。心から感謝申しあけます。私達は一市民団体で皆さまの寄付で運営しており、子ども達も無料で招待しています。正直、毎回資金面で苦労していますが、今回そんな中でも、辛く不自由な生活を送っている福島っ子が愛知に来たいという思いが多く募り、いつもより10人多く子ども達を受け入れました。当初は資金的で本当に大丈夫だろうかと思っていましたが、キャンプが近づくにつれ一人また一人と志を贈って下さいます。今日も春日井ロータリークラブの皆さまが運営資金にとご寄付下さいました。活動が安定する目標金額までの光がようやく差し込んできました。しかし、まだ目標とする金額までは届いておりません。福島の子ども達への皆さまからのご支援を引き続きお待ちしております。

 

     

     

     

 

No.1 満開の桜が福島の子ども達をお出迎え

  第6回福島っ子スプリングキャンプ編がいよいよ今日3月28日から4月5日までの9日間がスタート。

いつもながら子ども達を迎えるスタッフは朝から大忙し。準備をしてきたつもりでも足りない物が今日になって判明、急いで対応したり買い出しにいったりしました。慌ただしく動いていて、みんな大変そうながら何故か嬉しそうです。

 今回、お母さんお父さん年代のサポートスタッフ、大学生、高校生の学生スタッフ、教員や学生スタッフOBOGのアドバイザースタッフ、外国の人たちの国際スタッフ、4つのスタッフがハーモニーを奏でながら福島の子ども達、福島っ子キャンプをしっかり支えていきます。準備の段階から、その歯車は動き出し、いよいよ本番のキャンプでは真価が発揮されそうです。特に高校生の若い人たちが多く駆け付け、いつも以上に活気溢れるキャンプとなることでしょう。

 さて、一通りの準備が整った夕方、福島っ子は10時間かけて春日井にやって来ました。とても長い道のりは、子ども達にとって少々辛かったかのではと思ったのですが、到着した子ども達から溢れる元気な挨拶にその心配は消えました。初めての参加や低学年の子どもたちが多い今回のキャンプ、参加受け入れも希望者がこれまで以上に増え、いつもより10人多く40人の子ども達がやってきました。子ども達は重たい荷物を抱えながら、密蔵院の満開の桜の下を通り宿舎へ。福島ではまだ咲いていない桜に足を止める子も。桜と福島っ子がかわいらしく挨拶をしているようにも見えました。子ども達が福島に帰る時は、桜に負けない満開の笑顔を咲かせたいと思っています。さあ、いよいよ2013福島っ子スプリングキャンプです。今回もどんなドラマが生まれるか。福島っ子スプリングキャンプ日記をどうぞお楽しみ下さい。